レース展望
トップスターの究極バトル
前半戦の大一番、日本選手権はいわき平競輪場で4月30日に開幕。期待を背負う地元S班は佐藤慎太郎。2年前の地元ダービーは準優勝だっただけに今年にかける思いは強いはず。
頼れる先行型は新山響平。守澤太志、和田圭がサポートして。
渡部幸訓、成田和也、山崎芳仁、小松崎大地らも地元GIに気合が入る。脇本雄太、古性優作の輪界最強タッグが君臨する近畿勢。寺崎浩平、三谷竜生の機動力に東口善朋、南修二、稲川翔と追込み型も実力者が揃う。
GP王者の松浦悠士、清水裕友のゴールデンコンビが牽引するのは中四国勢。取鳥雄吾、町田太我、犬伏湧也の先行力を活かし好連係。香川雄介が固める。充実期を迎えた南関勢も強力。深谷知広、郡司浩平が中心となり松井宏佑、北井佑季が機動力を発揮。
自在性ある岩本俊介と和田真久留、追込みからは和田健太郎に松谷秀幸と実力者揃い。関東の新エースは眞杉匠。
坂井洋、平原康多、武藤龍生らを従えて豪脚を披露。
連覇を狙う山口拳矢には浅井康太が中部連係。北津留翼、山田庸平、山田英明、荒井崇博、嘉永泰斗の九州勢にも一撃あり。
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松浦 悠士
YUJI MATSUURA広島・98期王者の攻めを
悲願のグランプリ王者となりチャンピオンユニフォームをまとっての戦い。中四国勢を引っ張るのはもちろん、常に責任を背負い期待に応える走りを。頂点を極めた総合力を発揮する。
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脇本 雄太
YUTA WAKIMOTO福井・94期圧倒的な走り
怪我の影響もあり本人の口から万全の状態とは出て来ない近況だが、強烈なスピードは相変わらず。近畿結束でウィナーズカップを制し上昇ムード。3度目のダービー制覇へ豪脚披露。
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古性 優作
YUSAKU KOSHO大阪・100期総合力は断然
GI3冠の活躍で昨年MVPに選出。全ての戦法をハイレベルでこなす攻めは究極の域に。次なる目標のグランドスラムへ残すタイトルはダービーと競輪祭。今回でリーチをかけられるか。
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清水 裕友
HIROTO SHIMIZU山口・105期好気配が続き
S班に復帰した今年は見事なスタートダッシュを決めた。グレード戦線で常に優勝争いを演じ賞金を積み重ねている。昨年のダービーは悔しさが残る準優勝。勢いがある今年こそ頂点へ。
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佐藤 慎太郎
SHINTARO SATO福島・78期地元戦に気合
競輪界随一のマーカーとして君臨。別地区の選手からも信頼される仕事振りでラインを機能させる。地元ビッグだけに狙うは優勝のみ。20年以上の時を経て久々のGIタイトルを狙う。
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深谷 知広
TOMOHIRO FUKAYA静岡・96期パワーで上位へ
静岡移籍から南関を牽引する存在に。S班へ復帰して今年は名実ともに南関のリーダー格へ。層が厚くなっているラインの中心として久々にGIタイトル獲得のチャンスは増している。
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新山 響平
KYOHEI SHINZAN青森・107期果敢走り貫く
突っ走り選考のスタイルを確立して2年連続でS班の座をキープ。現在の競輪界で屈指の先行力を誇り北日本ラインにとって頼りとなる存在。地元地区GIだけにかかる期待は大きい。
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眞杉 匠
TAKUMI MASUGI栃木・113期関東勢の中心
昨年はGI2冠を制し一気に飛躍。東日本を代表する自力型へと成長を遂げた。今年は怪我で出遅れるも、状態を戻せばタイトル戦線の主役へ。関東ラインを引っ張り優勝争いへ参戦。
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山口 拳矢
KENYA YAMAGUCHI岐阜・117期天性の勝負勘
昨年のダービーは初のGI決勝でいきなり優勝の大仕事。一気にタイトルホルダーの仲間入りを果たした正に持っている男。勝負強さは非凡なものがあり、混戦を誘って一気に連覇も。
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郡司 浩平
KOHEI GUNJI神奈川・99期南関をリード
今年のGI初戦、全日本選抜を制して早々にグランプリ出場とS班復帰を決めた。南関連係の中心となるのは間違いなく、結束力と実力をフルに発揮ならGI連続優勝も十分。
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北井 佑季
YUKI KITAI神奈川・119期上昇の先行力
全日本選抜は3連勝で初のGI決勝進出を決めて表彰台へ。更に力強さが増した印象の先行力で勢いは止まらない。一気にタイトル獲得も十分で今シリーズ注目選手の1人。